ベッセルグループの歴史②

HISTORY

時代の先を読み、新しいホテルブランドの立ち上げ。

2000年3月に、ビジネスホテルとしてスリープイン福山がオープンしました。

菅田:
そうですね。スリープインブランドはアメリカのチョイスホテルズ・インターナショナル社のブランドでした。私たちは、西日本地区限定でスリープインブランドの開発契約を結びました。

竹口:
契約前に、アメリカのフェニックスにちょうど建設中のホテルがあるということで、菅田専務と私の二人で視察に行きました。大きなホテルの裏通りの危険な地域で、しかも、宿泊した1階の部屋が通りに面していて、庭に誰でも入ってこられるような少し怖いと感じるところにチョイスホテルがありました。専務とどちらが窓側で寝るか相談した記憶があります(笑)。

そもそもビジネスホテルを展開されるという構想は以前からあったのでしょうか。

菅田:
ありましたね。会長の澁谷が社団法人ホテル協会の視察旅行でアメリカに行った際に、最上級のラグジュアリーホテルからバジェットホテルまで、各カテゴリーを視察してきました。その際に、バジェットホテルと言われるスリープインに関心を持ったんです。建築も簡単なので日本でも展開しやすいというメリットに加えて、ロードサイドにオープンしていた。周りにはガソリンスタンドとコンビニエンスストア。ホテル、ガソリンスタンド、コンビニ。この3点セットが要所要所にあった。高齢社会になっていく中で、日本にもこうしたホテルを必要とする人が増えるのではないか。そんな想いではじめました。福山ニューキャッスルホテルというシティホテルに加えて、ビジネスホテルに参入。グループとしても新たな一歩を踏み出した時期でした。最初の頃はアメリカと同じように、郊外や国道沿いに出店していましたが、最近ではアクセスや利便性を考慮して、駅に近い場所に出店するように方針転換を図っています。

2010年1月にスリープインの契約を発展的に解消され、名称を「ベッセルホテル」に変更されています。

菅田:
チョイスホテルズ・インターナショナル社との契約はエリア制で、私たちが開発権を得られるのは西日本に限定されていました。また、スリープインブランドは全世界で飛躍的に伸びるだろうという読みがあったのですが、あまり広がらなかったんです。ロイヤリティを払うだけの価値が果たしてあるのかと議論になり、日本全国どこにでも自由に出店できる方が良いだろうということで契約を解消し、ベッセルホテルというブランドを立ち上げました。現在、2020年までに30店舗という目標を掲げているので、今後は東日本も含め、出店を加速させていきたいと考えています。