一流のバーテンダーは、
1杯のカクテルに真心を込める
株式会社ベッセルホテル開発
(ベッセルホテルズ)
バーテンダー
岡野 悠
VESSEL PEOPLE
お客様への想像力が味を決める。
たくさんのお客様と会話ができる。自分が知らない多くのことを自然と勉強できる。バーテンダーの仕事は、そこが一番の魅力だと感じています。普段お話できないようなお客様とゆっくりお話ができるのは、カウンター越しにお客様と向き合えるバーテンダーだからこそ味わえる貴重な時間です。私は、お客様の様子を細かく確認するタイプ。表情やグラスを口に運ぶスピードで、本当においしいと思っていただけているかどうか大体わかります。来店された瞬間から、どんな表情をされているか、お連れ様がいるのかおひとりなのか、お客様の状態をつぶさに観察しています。すべては、お客様に最高のひとときを過ごしていただきたいから。バーはお客様がメインのお店です。こうしたお客様への想像力が、カクテルの味にも活きますし、ひいては店内の雰囲気づくりにも活きていると思っています。いつ来ても美味しい、楽しいと思っていただけるように、今後も1杯のカクテルに真心を込めて全力を尽くしていきます。
全国大会優勝は、成長のキッカケにすぎない。
2010年から、バーテンダーのコンペティションへの挑戦を続けています。わたしの強みでもありますが、昔から大の負けず嫌い。技術の向上を目指して挑戦をはじめたコンペも、いつしか一番でないと気がすまないようになっていました。たくさん研究と練習を重ね、2017年3月に「全国バーテンダーズ・コンペティション」の創作カクテルを競う「クリエイションカップ」では金賞をいただいたのですが、グランプリを目指していたので悔しさの方が大きかったんです。その悔しさをバネに挑んだ「HBA/KOKUBU共催カクテルコンペティション」では、ついに念願の全国優勝を実現できました。
こうしたコンペに出続けることで、バーテンダーとしての自分をもっともっと成長させていきたいと思っています。
目指しているのは見た目が格好いいバーテンダーではありません。一流のバーテンダーとは、カクテルに真心を込められる人だと思います。だから、味や所作などあらゆる面で多くのお客様に感動を与えられるようなバーテンダーになりたいです。