どのホテルにも負けない“らしさ”で勝負。
現在は、当社が運営するベッセルホテル福山で支配人として勤務しています。ホテルの責任者という立場で、予算や売上、スタッフの管理を行うのが主な業務。周りの支配人の中では一番若手で、経験の少なさは今でも私のコンプレックスになっているほどです。でも、私にも負けないものが一つだけあります。それは、誰よりも自分のホテルのことを知り尽くしているということ。私は高校卒業後に新卒で入社し、5年目を迎えたときに支配人になりました。その後もずっとこのホテルで働き続けています。同じホテルに7年間も勤務している支配人は他にいません。館内の設備はもちろん、スタッフの人柄や過去からの成長度合い、さらには周囲の観光情報やおすすめスポットまで、ずっとベッセルホテル福山で働き続けてきたからこそ培うことのできた、私だけの大切な財産です。この財産を活かして、他社のホテルはもちろんのこと、グループ内のどのホテルにも負けないベッセルホテル福山らしい“おもてなし”を生み出していきます。
カイゼンの連続で、満足度の高いホテルをつくる。
同じホテルに勤め続けてきたメリットは他にもあります。一番大きなもので言うと、カイゼン活動について身を持って理解できたということ。カイゼン活動とは、個人またはグループで日々の業務に創意工夫を加えた提案を実行する「カイゼン提案制度」と、各セクションや事業所単位のグループで問題点を掘り下げ、具体的なテーマと目標を設定し1年間かけて取り組む「グループカイゼン活動」からなります。よりお客様に喜んでいただけるホテルを目指し、変革を続けるベッセルホテルの真髄のような活動です。そして、これを一番体感できているのは私だと思っています。なぜなら7年ものあいだに、カイゼン活動によってこのホテルのどの部分がどのように変わり、お客様の反応にどれだけ影響したかを見続けてきたからです。その結果、このカイゼン活動こそがベッセルホテルらしさを生み出しているのだと確信しています。今は私も支配人として活動を率いていく立場。この経験を後輩達に伝えながら、常に進化し続けるというベッセルホテルらしさを推進していこうと考えています。