若い頃の失敗があったから、信頼される今がある。

印刷の仕事は、もう20年になります。現在は小ロットの案件を数多く担当させていただいています。印刷業なので、お客様のご要望通りの色を出すことはもちろん、短納期の案件にもしっかりと対応させていただくことが私たちの一番の強み。これまでのキャリアの中で培ってきた知識や経験をフルに活かして、日々仕事に取り組んでいます。思えば昔は失敗もたくさんしました。失敗から学ぶことの方がはるかに多い。コツコツ積み重ねてきた試行錯誤が、今すごく活きています。お付き合いの長いお客様から「お任せで」と言われることもあります。それは、信頼していただけている何よりの証拠。とてもやりがいを感じますね。ベッセルグループの一員として、ホテルのパンフレットやチラシ、朝食券の印刷など、グループのサポートができるのも個人的にとても嬉しいです。今は、福山や岡山、尾道のお客様の案件が多いですが、今後は東京からのお仕事も今以上に増やせていけたらと思っています。印刷の仕事は、いろいろな情報も入ってきますし、たくさん刺激をもらえます。大好きなこの仕事を、これからも楽しんでいきたいです。

要望通りに仕上げる。困難だから達成感がある。

私たちの仕事は、お客様からお褒めの言葉をいただくことはあまりありません。要望通りに仕上げることが当たり前の仕事だからです。でも、その要望通りに刷り上げることが実はものすごく難しい。自分ではいい色が出せたと思っても、お客様からしたらそうではない場合もありますから。特に、増刷だけをお願いされた場合や特色のご依頼をいただいた時は、かなり気を遣います。特色は自分でインクを練ってつくります。インクの量に注意しながら調合し、望んだ色が出せた時はなんとも言えない達成感があります。納得のいくものが刷れた時。やっぱりその瞬間が、この仕事の一番の醍醐味だと思います。これからもっと様々な案件に対応していくためにも、今担当しているものとは別の印刷機の操作もマスターしたいと思っています。その方が、新しい仲間が入ってきた時にも指導しやすいですし、より柔軟に対応していくことができると思います。機械の進化とともに印刷もどんどん変化しています。でも、私たちの使命に変わりはありません。様々な経験を財産に、これからもお客様のご要望にしっかりとお応えしていきます。