決め手は味だけではない。
いかに気持ちよく過ごせるか。
株式会社ベッセル
FC事業部
ドトールコーヒーショップ
JR加古川駅店
上岡 翼
VESSEL PEOPLE
微笑みはいらない。心の底から笑顔でいること。
極端なことを言えば、コーヒーはボタンを押せば誰でもつくることができます。私たちに求められているのは、美味しいコーヒーを淹れることだけではなく、気持ちの良い接客、心から落ち着ける空間を提供することです。お客様の前に立つ以上、最高の笑顔と気持ちのいい挨拶は絶対に欠かせません。私自身、店長になる前は効率に重きを置いていました。店長となり、どんなお店にしていきたいかに思いを巡らせるようになると、考え方はまるで変わりました。他の店舗と同じでは面白くありません。自分だったらどんなお店に行きたくなるかを考えて、高品質な接客に重きを置いた店舗にしようと決めました。コーヒー1杯、200円程度。でも、金額以上の価値を提供したい。そう考えたら、味は変えられない以上、笑顔や気持ちで答えていくしかありません。スタッフの一人ひとりがイキイキと働いている姿を見た時。お客様と楽しそうに話をしている時。みんなが同じ想いで働いてくれていることを実感し、店長として大きなやりがいを感じます。
店長だけでは、良いお店はつくれない。
店長になって2年目に、ドトールコーヒーが主催する「パートナーコンテスト」で全国1位を獲得しました。これは全国およそ1000店舗のドトールコーヒーショップを対象に、接客のレベルや店舗での取り組みが審査されるコンテストです。この時は本当に嬉しかったです。でも、これはスタッフが中心の賞。決して私一人でいただいた賞ではありません。たくさんのスタッフがいますので、こういうお店にしたいとか、こういうサービスをしてほしいとか、一人ひとりにしっかり伝えることを大切にしています。笑顔の練習を3時間することもあります。甘やかすのもダメ。厳しすぎてもダメ。相手の顔を見て、話し方にも気を配って、スタッフ全員と向き合うように心がけていますし、全員が頑張ってくれています。本当にスタッフに恵まれているなと感じています。今は、加古川駅店を含めて3店舗のエリアを管轄しています。どの店舗も接客レベルを今以上に高めていけるように、お客様に笑顔で「また来るね」と言っていただけるように、スタッフと力を合わせて良い店舗をつくっていきたいです。