ホテルを運営する支配人の仕事は、売上の管理や年間数億円にも及ぶ予算の調整、会議用の資料作成、レベニュー・マネジメント（空室を減らし、売上を最大に伸ばす最適な戦略を練ること）など多岐に渡ります。そのなかでも特に大切だと感じるのは、ホテルで働く何十人にも及ぶスタッフのマネジメントです。働く目的やバックグランドが異なるスタッフを束ね、いかにお客さまに高いサービスを提供するか。どれだけ良い設備が整っている施設でも、スタッフのモチベーションが低いと話になりません。そのため、「どんなホテルを目指しているのか」「その実現のためには、何が必要なのか」。支配人として先頭に立ち、ホテルのビジョンを描き、その想いをスタッフと共有していくことが欠かせません。その結果、スタッフ一人ひとりの意識が高くなっていくのを目にすると、自分の成長以上に大きなやりがいを感じますね。これからもスタッフが一丸となり、一つのチームとなってお客様に高いサービスを提供していけるように、密なコミュニケーションを心がけていきたいと思います。